ニュースリリース
クルマ・技術
マツダ、ロータリーエンジン搭載PHEVの実用化が、
「機械振興協会会長賞」を受賞
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、独自技術である小型軽量・高静粛性の高出力ロータリーエンジンを搭載したプラグインハイブリッドシステム(PHEV)の実用化が、第60回機械振興賞(主催:一般財団法人機械振興協会)*1の「機械振興協会会長賞」を受賞しました。
「機械振興賞」は、機械産業にかかわる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる業績に対して授与されるものです。*2
このたび受賞した「小型軽量・高静粛性の高出力ロータリーエンジン搭載PHEV」は、マツダが世界で初めて量産化に成功したロータリーエンジンを発電機として使用する、マツダ独自のプラグインハイブリッドシステムです。バッテリー電力のみでの走行時において、エンジン重量と容積が負荷となり電力消費増加につながる課題を解決するため、レシプロエンジンに比べ小型軽量なロータリーエンジンを採用し、燃費改善のためのロングストローク化や軽量化のためのアルミ材料の採用、耐摩耗性を確保するための表面処理を行い、発電用に特化したロータリーエンジンを開発した点が評価されました。
現在このプラグインハイブリッドシステムは、「MAZDA MX-30 ROTARY-EV」に搭載しています。
受賞対象: |
「小型軽量・高静粛性の高出力ロータリーエンジン搭載PHEVの実用化」 |
開発担当者: |
岡留 光代(おかどめ・みつよ)、星野 司(ほしの・つかさ)、 |
ロータリーエンジンはマツダの歴史において、「飽くなき挑戦」を象徴する特別な存在です。カーボンニュートラル社会の実現に向けて、マルチソリューション戦略のもと、電動化や様々な燃料と相性の良いロータリーエンジンを、社会に広く貢献できる技術として育成してまいります。
マツダは、今後も「ひと中心」の価値観のもと「走る歓び」を進化させ続け、お客さまの日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」をお届けしていくことを目指してまいります。
【ご参考】
■ MAZDA MX-30 ROTARY-EV
https://www.mazda.co.jp/cars/mx-30/?car_id=mx-30rotaryev
■ マツダ技報 No.40 (2023) P.47-89 特集:MAZDA MX-30 ROTARY-EV
https://www.mazda.com/ja/innovation/monozukuri/technology/tech-review/2023/
■ マツダ技報 No.41 (2025) P.74 MX-30 ROTARY-EVに搭載するモーター駆動システムの開発
https://www.mazda.com/ja/innovation/monozukuri/technology/tech-review/2025/
■ これまでの「機械振興賞」受賞履歴
| 年 | 受賞 | 内容 |
|---|---|---|
| 第1回 (平成15年度) | 経済産業大臣賞 | 環境対応スリー・ウェットオン塗装技術の開発 |
| 第5回 (平成19年度) | 機械振興協会会長賞 | 水素ロータリーエンジン車の開発 |
| 第8回 (平成22年度) | 機械振興協会会長賞 | 瞬時起動アイドリングストップシステム(i-stop) |
| 第9回 (平成23年度) | 経済産業大臣賞 | 高圧縮比高効率ガソリンエンジン(SKYACTIV-G) |
| 第11回(平成25年度) | 機械振興協会会長賞 | 低圧縮比クリーンディーゼルエンジンの開発 (SKYACTIV-D) |
| 第12回(平成26年度) | 機械振興協会会長賞 | 高効率とダイレクト感を両立する新型ATの開発 (SKYACTIV-DRIVE) |
| 第14回(平成28年度) | 経済産業大臣賞 | 心地良いサウンドを実現するエンジン主運動系減衰技術の開発(ナチュラル・サウンド・スムーザー) |
| 第53回(平成30年度) | 経済産業大臣賞 | 夜間視界向上ヘッドランプ制御システムの開発 (アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)) |
| 第54回(令和1年度) | 機械振興協会会長賞 | 防錆を革新する耐食性の迅速評価技術と装置 |
| 第55回(令和2年度) | 機械振興協会会長賞 | 新構造トーションビームアクスルとその高効率生産技術の開発 |
| 第57回(令和4年度) | 経済産業大臣賞 | みんなが走る歓びを共有できる新コンセプト自操車の開発(MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle) |
| 第58回(令和5年度) | 機械振興協会会長賞 | 長尺アルミクラッチドラムの塑性加工化技術の開発 (8速オートマチックトランスミッション) |
| 第60回(令和7年度) | 機械振興協会会長賞 | 小型軽量・高静粛性の高出力ロータリーエンジン搭載PHEVの実用化 |
- *1 一般財団法人機械振興協会ウェブサイト: http://www.jspmi.or.jp/
- *2 本年度の表彰式は2026年2月20日(金)に東京プリンスホテルで実施予定。