ニュースリリース
クルマ・技術
リトラクタブルハードトップモデル「マツダ ロードスター RF」を発表
−オープンカーの楽しさを、より多くのお客様にお届けするために、革新的な技術で、美しいファストバックスタイルとオープンエアの楽しさを両立−
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、小型オープンスポーツカー「マツダ ロードスター」をベースに、電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデル「マツダ ロードスター RF」を、全国のマツダの販売店を通じて本日予約受付を開始、12月22日に発売することを発表しました。
「ロードスター RF」では、先代モデルで目指した「オープンカーの楽しさを身近に」という想いはそのままに、革新的なデザインで簡易に開閉できるルーフの採用など、リトラクタブルハードトップモデルとして「ロードスター」のさらなる進化に挑戦しました。
マツダ ロードスター RF 「VS」
「ロードスター RF」はルーフから車両後端まで、なだらかに傾斜するラインが特徴的な「ファストバック」スタイルを採用。印象的なルーフ後部の形状とルーフの開閉に応じて開閉するリアウインドーによる新しいオープンエア感覚を実現しています。また、電動ルーフはスイッチ操作のみで開閉できる仕様へと進化。流れるような美しい開閉動作を備えるとともに、限られたスペースに効率良く収納する構造により、ソフトトップモデルとほぼ同等の荷室容量を確保しています。
インテリアデザインでは、精緻な造りこみで上質さを感じられる空間を目指しました。上級モデル「VS」にはオーバーン(赤褐色)の上質な「ナッパレザー」を採用し、落ち着きある洗練された印象を醸出しています。
走行性能については、スタイリングに見合ったよりしなやかで上質な走りを目指して、ソフトトップモデルより排気量の大きいガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を採用。また、専用シートやBrembo社製ブレーキをメーカーセットオプションで採用するなど、走りの楽しさを深めたモデル「RS」を設定しています。
マツダの小飼 雅道(こがい まさみち)代表取締役社長兼CEOは、次のように述べています。「『ロードスター』は初代モデルから人馬一体感を継承し、27年間ファンの皆様とともにオープンカーの楽しさを共有し、守り続けてきました。この『ロードスター』のファミリーに、電動で気軽に開閉でき、これまでにない美しいシルエットをもつルーフを備えた、リトラクタブルハードトップモデル『ロードスター RF』が加わりました。これにより、今まで以上に多くのお客様にオープンカーの楽しさをお届けできると考えています。
マツダは、この『ロードスター RF』をはじめ、さまざまな接点を通じて、お客様の人生をより豊かにし、お客様と特別な絆でつながり、選ばれ続けるオンリーワンのブランドになることを目指してまいります」
■「ロードスター RF」の商品概要は以下のとおり
1. 誰もが心打たれる美しさを目指したデザイン
かつてない新しいスタイル
- クローズ時は、特徴的な「ファストバック」スタイル。ルーフから車両の最後端まで、ルーフラインがなだらかに傾斜していく形状「ファストバック」スタイルにより、美しいシルエットを実現
- オープン時は独自のリアルーフ形状とルーフの作動と連動して開放されるバックウインドーによる個性的なスタイルに加えて、新しいオープンエア感覚を創出
- ルーフラインの美しさを際立てるピアノブラックルーフを、「VS」にメーカーセットオプションとして設定
- 洗練されたブラックメタリック塗装の8本スポークデザインに高輝度塗装を施した17インチアルミホイールを採用
- 個性的なデザインがさらに際立つ、全6色のボディカラーをラインアップ
精緻な造りこみで、上質さを感じられるインテリア
- エクステリアとインテリアのデザインを連続させてオープン時の開放感を高める、独創的なインテリアデザインをソフトトップモデルと共通で採用
- 上質さを際立たせる、やわらかな触感の革「ナッパレザー」を「VS」のシート素材に採用。オーバーン(赤褐色)と組み合わせることにより、落ち着きある洗練された印象を醸出
- ソフトトップモデルで人気のブラックのアルカンターラ®*1素材をベースに、ナッパレザーに赤のアクセントを施したRECARO社と共同開発で造りあげたシートを「RS」に採用
2. 静粛性と快適(こだわり)装備
オープン/クローズ走行をより気軽に楽しむための新しい電動格納式ルーフ
- 簡単なスイッチ操作によりルーフの開閉が可能。クローズとオープンがスマートに切り替わる一連の所作の美しさにこだわり、それぞれのパーツの動きをオーバーラップさせることで、流れるような美しい開閉動作と約13秒という世界最短*2のルーフ開閉時間を実現
- 前方を向いたままルーフの開閉状況が確認できる表示を、メーターディスプレイ内に採用
落ち着きある静かなキャビン
- 吸音、遮音技術を駆使することで、クローズ時は通常の乗用車と同等の静粛性を実現
- 耳周りの風の巻き込みを徹底的に減らすことにより、オープン走行時の不快音を低減
初代ロードスターからこだわりつづけている独立型トランク
- 荷室容量は、ソフトトップモデルとほぼ同等の127Lを確保。航空機内への持ち込みが可能なキャリーオンバッグ(※55cm×40cm×25cm以内のサイズ)2つを収納可能
- 工具などを収納できるマルチボックスを荷室内に設置
しなやかで落ち着きのある走行性能
- 高速・高負荷の走行シーンでも余裕を感じさせるパフォーマンスを追求し、ロードスター用に縦置きして専用チューニングを施したSKYACTIV-G 2.0を採用
- 高い応答性と確かな制動力を発揮するブレーキシステム。フロントには15インチベンチレーテッドディスク、リアには15インチソリッドディスクを採用
- 高G領域でも高い剛性感と安定性、優れたコントロール性を実現する高性能なBrembo社製ブレーキを設定[RSにメーカーセットオプション]
- サスペンションは、ソフトトップモデルと同様、フロントはダブルウィッシュボーン式、リアはマルチリンク式を採用。ハードトップらしい上質でしなやかな走りを狙った専用チューニング
- *1 アルカンターラ®はアルカンターラ社の登録商標です。
- *2 トップロック解除を含むスイッチ操作開始からルーフがロックされるまでの時間。純正部品である電動ハードトップ搭載の市販自動車として。2016年10月現在、マツダ調べ。
■「マツダ ロードスター RF」のメーカー希望小売価格(消費税込)は以下のとおり
(※写真掲載のモデル)
機種名 | 駆動 | エンジン | 変速機 | メーカー希望小売価格 (消費税込) |
JC08モード 燃費※1 |
---|---|---|---|---|---|
S | 2WD (FR) |
SKYACTIV-G 2.0 |
SKYACTIV-MT (6MT) |
3,240,000円 | 15.6km/L |
6EC-AT | 3,261,600円 | ||||
VS※ | SKYACTIV-MT (6MT) |
3,574,800円 | |||
6EC-AT | 3,596,400円 | ||||
RS | SKYACTIV-MT (6MT) |
3,736,800円 |
- ※1 JC08モード燃費は、国土交通省審査値で、燃料消費率は定められた試験条件での値です。
お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時等)に応じて燃料消費率は異なります。
- 上記メーカー希望小売価格に加えて、購入時にリサイクル料金10,080円が別途必要。
- 特別塗装色「ソウルレッドプレミアムメタリック」、「マシーングレープレミアムメタリック」選択時は54,000円高(消費税込)。
- 特別塗装色「クリスタルホワイトパールマイカ」選択時は32,400円高(消費税込)。