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Japan Mobility Show 2023 マツダ株式会社 プレスカンファレンス 社長スピーチ

【代表取締役社長兼CEO 毛籠 勝弘 (もろ まさひろ)】

 みなさま、おはようございます。

 マツダのプレスカンファレンスにようこそお越しいただきました。マツダの未来を担う世代の社員3名による等身大のスピーチ、いかがでしたか?

 このたびのジャパンモビリティショーにおけるマツダのテーマは、「『クルマが好き』が、つくる未来。」です。

 自動車産業は、GX、DX、技術革新、新しい仲間との協調など、モビリティインダストリーへと大きく生まれ変わろうとしています。モビリティは社会とつながり、多様な使い方や機能によって生活者や社会に新たな価値をもたらし、人々の暮らしをより良いものに変えていくでしょう。そのモビリティインダストリーの中でマツダは、私たちが愛してやまないクルマをどういう存在にしていきたいのか?

 「『クルマが好き』が、つくる未来。」とはそういうテーマです。

 「だれもが、しあわせになる」ようなクルマをお客さまに提供したい。マツダは心の底からそう願っています。「良いクルマは人の人生を豊かにする」その思いは今後も変わることはありません。

 こどもの頃に感じた動くことへの感動、クルマに抱いたわくわく感を大切に、クルマを通じた感動や感動体験を提供していきたい。世界累計で約120万台を販売してきたマツダロードスターは、私たちの思いである「だれもが、しあわせになる」を、お客さまが自ら体現し、世界各国にロードスター倶楽部をつくり、そのコミュニティで絆を深め、クルマのある生活を楽しんでいただいたからこそ、世代を超えて愛される存在へと育ち、今日に至っています。

 私たちは、ひと中心の開発哲学にもとづき、人の研究を深め、クルマとの関係を深めることで元気になっていただける。そのような技術を磨き、それを共に体験できる機会をつくりだし、「クルマが好きだ」という感情を育んでいきたい。マツダには、情熱をもってこの実現に取り組むことができる社員がたくさん居ます。

 そして、「クルマが好き」と感じる人々の輪を、私たちのお客さまとともに広げていきたい、そう考えています。

 マツダはこれからも、「やはりクルマは楽しいものだ、いいものだ」と理屈抜きに感じていただけるようなクルマを提供し続けるよう取り組んでいきます。このような私たちの思いを込めた、今後の決意を象徴するモデルをご紹介します。

 「MAZDA ICONIC SP」(マツダアイコニック エスピー)です。

 操る楽しさにあふれたコンパクトスポーツカーコンセプトです。私たちは骨格に強いこだわりを持っています。それは人馬一体、美しいデザインの源となります。低いボンネットを活かした唯一無二のプロポーション、それを実現させるコンパクトでレイアウトが自由な2ローターRotary-EVシステム、視界の良さや理想重量配分等の運動性能諸元にもこだわっています。搭載バッテリーは再エネ電力で充電され、発電用の2ローター・ロータリーエンジンはカーボンニュートラル燃料で回ります。

 日常生活では通勤やショッピングの移動でわくわくしたり、たまにサーキットで走らせて仲間といい汗をかく。週末のドライブも航続距離を気にせず安心して楽しめます。また、グランピングでの電源として、そして災害時には一週間以上、一家庭で必要な電力を給電できます。

 このような、新しい時代に適合した、新しいジャンルのスポーツカー。想像すると、ちょっと楽しくなってきませんか?

 移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社として、志を同じくする企業とともに、ファンの皆さまをはじめ、多くの方々に「クルマが好き」、と言っていただける未来を作っていきたい。「走る歓び」は「生きる歓び」。マツダは、前向きに今日を生きる人の輪を広げていきます。

 最後に、今回新たに生まれ変わったジャパンモビリティショーには、クルマが好きな皆さんが楽しめる体験がここマツダスタンド以外にもたくさん用意されていますので、是非、ご来場をお待ちしています!

 どうもありがとうございました。