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(ご参考) 2004年7月22日

長安フォード、南京への投資に調印

— マツダ(株)、フォードモーターカンパニー、長安汽車、3社協力の第一歩 —

 フォードモーターカンパニーと長安自動車(長安汽車(集団)有限責任公司、Changan Automobile (Group) Liability Co., Ltd.)の合弁会社である長安フォード(長安福特汽車有限公司、Changan Ford Automobile Co., Ltd.)は、本日、中国・江蘇(こうそ)省南京市江寧(こうねい)経済技術開発区と、長安フォードの第2工場用地を同開発区内に購入することで合意し、調印式をおこなった。南京での土地の購入は、フォードモーターカンパニー、長安汽車グループ及びマツダ株式会社、3社の協力の第一歩となる。

 フォードモーターカンパニーのジム・パディラ(Jim Padilla)COO は、「このたびの南京への投資の発表により、中国政府や現地パートナー、商品、お客様に対するフォードのコミットメントを再確認することができ大変光栄に思う」と語った。さらに、「今回の土地の取得は、2003年10月にビル・フォード会長兼CEOが発表したフォードの長期目標の実現に向けた第一歩となる。また、マツダが将来このプロジェクトに参加することにより、中国でのフォードグループの成功やプレゼンスの強化がより確かなものとなる」と述べた。

 長安汽車グループの尹家緒 (Yin Jiaxu)会長兼CEO(董事長 総裁)は、「フォードと提携して以来、私たちは確実にそして急速に成長してきた。商品の成功がその一例であり、また今回の第2工場建設への着手は新たな成功の証となる」と語った。

 南京市で行われた調印式には、マツダ(株)から井巻久一社長兼CEOが同席した。井巻社長は、「今回の長安フォードによる土地購入は、マツダにとって今後中国ビジネスを拡大していく上で必要かつ重要なステップである」と語った。

 フォードのマーク・シュルツ執行副社長兼アジア太平洋・アフリカ事業社長は、「マツダとフォードは北米、欧州、アフリカ及びアジアで自動車を生産している。両社のパートナーシップは双方にとって極めて有益なものであり、今回の中国での新工場建設はこうした協力関係をさらに発展させるものである」と述べた。

 第2工場のプロジェクトは、江蘇省政府による審議を経て、現在中央政府が審議中である。新工場での生産車種等計画の詳細については後日発表する。


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