マツダ(株)は、社員の福利厚生の充実および業務効率化の一環として社員証を改訂し、さまざまなサービス機能を付加して9月末より全社員に順次導入する。
同社は、三井住友カード(株)(本社:東京都港区、栗山道義社長)との提携により、社員証に非接触ICカードを採用して認証機能を持たせ、VISAゴールドカードと同等の充実したサービスが受けられる機能を付加するとともに、同社がすでに導入している会員制福利厚生サービスの会員証機能も付加する。また、これを機に社員証の発行とカードのデータ管理業務を三井住友カード(株)に全面委託することにより、社内の事務作業の効率化を図る。
新社員証の主な機能は以下の通り。
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国内・海外出張の申請・精算システムとクレジット決済システムをオンラインで連動(日本初)させ、出張管理業務の効率化を図る。これにより、従来、一部に生じていた個人立替払いが不要となる。 |
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社員はVISAゴールドカードと同等のサービスが受けられる。これにより、クレジット、キャッシングおよび国内・海外の旅行傷害保険が自動付帯されるとともに、カードの利用金額に応じて貯まったポイントにより景品と交換できるサービスやお買物安心保険なども利用できる。 |
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2001年に導入した会員制福利厚生サービス((株)ベネフィット・ワンのベネフィット・ステーション)の会員証として、提携している宿泊施設や飲食店などで使用できる。 |
今後は、同社員証に搭載した非接触ICチップを活用し、一部売店や社内の食堂でもキャッシュレスで利用できるようにするなど、便利な機能を付加していく予定である。
同社は、2001年10月の「マツダ・フレックスベネフィット」(カフェテリアプラン)の導入や、2002年3月の事業所内保育施設「わくわくキッズ園」の設置など、社員の満足度向上のために種々の施策を導入してきた。今回の新社員証の導入によりさらなる福利厚生の充実と業務効率化を進めていく。
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