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(ご参考) 2003年6月4日

マツダ(株)の新世代ロータリーエンジン「RENESIS」が
「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003」を受賞

 マツダ(株)の新型スポーツカー「マツダRX-8」に搭載している新世代ロータリーエンジン「RENESIS」が、イギリスのエンジン技術専門誌「エンジン・テクノロジー・インターナショナル」が主催する「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003」を受賞した。

 本賞は、同誌が1999年から毎年開催しているもので、「ドライバビリティ」、「性能」、「経済性」、「洗練度合い」などを評価基準として、世界22カ国の有力自動車ジャーナリスト50人の投票により選出されるもの。排気量別に「1.0リットル以下」から「4.0リットル以上」までの8つの部門賞と、「ベスト・ニューエンジン・オブ・2003」、「ベスト・フューエルエコノミー」、「ベスト・パフォーマンス・エンジン」の3つの特別賞が設定されており、「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」は、排気量別部門賞を獲得した8つのエンジンの中から選出される。

 今回「RENESIS」は、本賞では過去最高の審査員50人中44人の得票を得て「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた他にも、「2.5~3.0リットル」部門と「ベスト・ニューエンジン・オブ・2003」にも同時に選出された。

新世代ロータリーエンジン「RENESIS」
新世代ロータリーエンジン「RENESIS」

 マツダ(株)執行役員・PT開発本部長の羽山信宏(はやま・のぶひろ)は、「ロータリーエンジンは、マツダが長年こだわり続けてきた技術である。今回の受賞は、数々の困難を乗り越えながら、大幅な技術革新を実現したマツダのエンジニアの独創性と情熱を評価して頂いたものと受け止めている。今後とも、ロータリーエンジンの可能性をさらに追求するべく技術開発を続けていきたい」と語った。

 ロータリーエンジンは、繭(まゆ)型の燃焼室内でおむすび型のローターを回転させて、吸気・圧縮・燃焼・排気の4行程を行い、出力を発生させるエンジンである。一般的なレシプロエンジンと比べて、「軽量・コンパクト」、「スムーズでフラットなトルク特性」、「低振動・低騒音」などの優れた特徴がある。今回の「RENESIS」では、「サイド排気・サイド吸気」構造に加えて、シーケンシャル・ダイナミック・エア・インテーク・システムなどの採用により、自然吸気でありながら高出力を実現すると同時に、燃費や排出ガスのクリーン化についても、従来のロータリーエンジンに比べて大きく改善した。

 マツダは、1967年に発売したコスモスポーツ、歴代のRX-7など、ロータリーエンジンの技術的メリットを活かした独創的なクルマを世に送り出してきた。「RENESIS」の開発では、設計から生産に至るまで、マツダのロータリーエンジン技術の経験と蓄積の集大成として、「4ドア・4シーターのスポーツカー」というまったく新しいコンセプトの「マツダRX-8」にふさわしい、ロータリーエンジンの歴史の革新を実現した。

 授賞式は、2003年6月4日にドイツ・シュトゥットガルト市で開催される。

RENESISエンジンの概要(日本向け「マツダRX-8」タイプS用)
・ 種類・型式:
・ 排気量:
・ 最高出力(JISネット):
・ 最大トルク(JISネット):
水冷式直列2ローター
654cc x 2ローター
184kW(250PS)/8,500rpm
216N・m(22.0kg-m)/5,500rpm
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