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第1719号 2002年11月12日

マツダ(株)、2002年度上期の業績目標を過達

− 2002年度通期の当期利益見通しは期初予想より32%増 −

 マツダ(株)は本日、2002年度上期業績の最終結果が売上高、利益、利益率ともに期初見通しを上回ったと発表した。

 上期の連結売上高は前年同期比12%増、営業利益は同31%増、当期利益は同4倍以上とそれぞれ改善した。利益の改善には円安が大きく寄与している。

 また、2002年度通期の販売台数、売上高、利益、キャッシュフローについても期初目標を達成する見通しである。2002年度の当期利益見通しは、10月31日に発表した国内販売網の強化策を反映させ、200億円から32.5%増の265億円に上方修正した。

2002年度上期業績及び通期業績予想は10月31日の発表から変更はない。

 同社の代表取締役社長兼CEOルイス・ブースは、「利益目標達成へのプレッシャーは増しているが、安定して収益があげられるよう成長している。上期同様、今後も引き続きコスト削減目標を達成しなければならない」と述べた。


<2002年度上期実績>
 連結ベースでの上期売上高は、前年同期比1,211億円増の1兆1,593億円(期初計画比293億円増)、営業利益は同34億円増の146億円(同36億円増)、経常利益は同43億円増の91億円(同61億円増)、当期利益は同42億円増の55億円(同35億円増)の黒字となった。

 連結キャッシュフローは、期初予想のブレークイーブンに対し21億円の赤字となった。主な要因は子会社の売却の遅れによる。純有利子負債は、4,530億円と前期末から39億円改善した。

 単独ベースについては、経常利益は前年同期比35億円減の74億円(期初計画比64億円増)、当期利益は同28億円減の39億円(同9億円増)となった。

<2002年度通期見通し>
 2002年度は引き続き厳しい経営環境が予想される。ブースは「マツダは厳しい競争に直面しているが、これまで設定した目標を着実に達成してきている。新商品の導入は各市場で成功しており、我々のブランド戦略は確実に進捗している。これらによりミレニアムプランの中で策定した計画と将来の達成について自信を持っている。」と述べた。

連結ベースでの2002年度通期見通しは以下の通りである。

売上高  2兆3,400億円 (前年度比2,451億円増)
営業利益 500億円 (同215億円増)
当期利益 265億円 (同177億円増)

関連情報は「株主・投資家情報」ページをご覧ください。

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