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マツダ(株)、国内販売網を強化− 販売拡大と顧客満足・経営効率向上を目指す − |
マツダ(株)はこのほど国内販売網を再編成し販売拡大のための体制を強化する。 同社はメーカー系販売会社を再編し、顧客満足の向上と経営効率の改善を図る。これまで、メーカー系販社に対してはワンオペレーションを実施して大きな成果をあげており、過去3年間経常黒字を達成している。今回の対策により、地区ごとの経営体制の改善を進め、さらに強固な財務体質をもった国内販売網を構築する。 ブース社長は、「すでにアテンザと新型デミオを市場に導入しており、今回の再編成により国内販売会社の経営強化と財務基盤の安定化を図る。販売網の強化により、ミレニアムプランの成長目標の達成とお客様へのより一層充実したサービスの提供が可能になる。これはお客様、販社、マツダそれぞれにとって望ましいことである」と述べた。 同時にマツダ(株)は、この計画の一環として、これまでにメーカー系販社に対して実施した総額1330億円の劣後融資を販社資本に振替えて販社資本を強化する。これにより、販売会社に対しより安定した財務環境を提供し、販社の経営資源を営業と顧客満足向上に集中できる体制とする。 新体制の構築に伴い、一部地域で広域統合を進める。具体的には今期末までに国内11地域(東北地区、北関東地区、首都圏地区、甲信地区、静岡県、東海地区、北陸地区、大阪地区、京滋地区、西四国地区、九州地区)の34社について合併を行い11社に集約する。これにより、優れた経営手法と経営資源の共有化、間接機能の集約化、在庫削減などを通じて販社経営基盤の一層の強化を図る。 合併の組み合わせは以下のとおり。
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