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マツダアステックをサンドビックグループに営業譲渡−マツダはコア事業に集中、削岩機のToyoブランドは継続− |
マツダ(株)は、子会社のマツダアステック(株)の営業権を本年11月1日付けでスウェーデンのサンドビックグループの関連会社であるサンドビック・タムロック・ジャパン(株)に譲渡する。これにより、Toyoブランドの削岩機の生産は、スウェーデンのサンドビックグループの工場に移管、継続する。また、お客様へのToyoブランド製品の販売およびサービスは、サンドビック・タムロック・ジャパンが引き続きおこなう。 マツダアステックは、削岩機の生産移管が完了する2003年3月までサンドビックグループからの委託により現在の生産施設で生産を行う。マツダアステックはその後、2003年9月末までに会社を清算する予定である。 マツダは、現在、中期経営計画であるミレニアム計画を推進しており、これまで第一段階の事業再構築を成功裡に達成し、次の重要な柱である商品主導の事業成長の実現に全力をあげて取り組んでいる。今回の営業譲渡、清算により、コアビジネスである自動車事業に資源を集中し、経営基盤を固める。 マツダアステックは、マツダの削岩機部門を分離独立させ、1989年2月に設立、Toyoブランドの削岩機を製造、販売している。現在の資本金は7億円で、マツダが100%保有している。 <参考資料>
サンドビックグループ(Sandvik A.B.)は、スウェーデンを本拠地とする世界130カ国に子会社を展開するグローバル企業。切削工具、土木鉱山、特殊鉱などの分野でトップシェアを有する。
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