マツダ(株)は、自由型ワゴン「デミオ」の一部商品改良を行い、スポーティな内外装の1.5リットルエンジン搭載機種「アレッタ*1」を新設定するとともに、1.3リットルエンジン車の排出ガスをクリーン化し、全車の側面衝突時の安全性を向上させて、本日より全国のマツダ系及びマツダアンフィニ系、マツダオートザム系販売店を通じて発売する。
デミオは、取り回ししやすく立体駐車場の利用も可能なコンパクトなボディに、広い室内空間を確保すると同時に、小粋なスタイリングや、創意に富んだ多彩なシートアレンジ、抜群のフットワークを備えており、マツダブランドの個性をクルマ全体で表現している。1996年8月の発売以来好評を博し、コンパクトワゴンという乗用車の新しいジャンルを確立した。今回、新機種「アレッタ」の追加により、マツダブランドの個性のうち、特に「センスの良い」「はつらつとした」を一層際立たせている。
主な特長は以下の通り
1. |
1.5リットルエンジンを搭載した新機種「アレッタ」を追加。エアロパーツやルーフアンテナなどを装着した外観と、黒色を基調とした内装にホワイトメーターやNARDI社製本革巻きステアリングなど専用装備を充実させたスポーティなモデルとした。また、専用の足まわりにより、操縦安定性を向上した。 |
2. |
1.3リットルエンジン車は、触媒の構造や取り付け位置の変更により排出ガスをクリーン化し、平成12年基準排出ガス50%低減レベル(優-低排出ガス/E-LEV)を達成した。 |
3. |
センターピラーへの発泡充填材の封入や補強材の追加により、側面衝突時の安全性を向上させるとともに、頭部保護機能付きSRS*2サイドエアバッグシステム(オプション設定)を採用するなど安全装備を充実させた。 |
4. |
ボディの剛性アップやサスペンションの改良により、乗り心地と操縦安定性を高めた。 |
5. |
新発想オーディオや「マツダテレマティックス」対応カーナビなど快適性や利便性を高める最新装備を設定した。 |
これらの商品力向上を図りながら、価格は従来よりもお求めやすいものとした。月間販売台数は6,000台を計画している。
*1 |
アレッタ(Aletta):イタリア語で「魅了する」の意味。
はつらつさとスタイリッシュなイメージを表すネーミングとした。 |
*2 |
SRS:Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置) |

デミオ 1500 アレッタ
■主な商品改良の内容
1. |
1.5リットルエンジン搭載機種「アレッタ」を新設定
スポーティな内外装をもち、専用の足まわりにより操縦安定性を高め、走る楽しさを向上 |
(1) |
外観 |
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エアロパーツ(フロント及びリアアンダースポイラー、サイドシルスポイラー、リアルーフスポイラー) |
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専用デザインのメッシュタイプグリル |
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脱着式ルーフアンテナ |
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専用デザインのデカール |
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ボディカラー:既存のピュアホワイト、ブリリアントブラック、イノセントブルーマイカに、新色のクラシックレッド、サンライトシルバーメタリックを加えた全5色 |
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(2) |
内装 |
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黒色を基本にしたインパネと、シルバー調のセンターパネル及び空調ダイヤル |
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NARDI社製本革巻きステアリングホイール |
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ホワイトメーターパネル&アンバー照明 |
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黒色を基調にした専用のシート及びシートトリム地 |
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(3) |
シャシー |
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リアダンパーの最適チューニングに加え、リアにスタビライザーとパフォーマンスロッドを追加して、高い操縦安定性を実現。 |
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2. |
1.3リットルエンジン車の排出ガスをクリーン化 |
・ |
1.3リットルエンジン車は、触媒の構造や取り付け位置の変更により、排出ガスをクリーン化し、HCとNOxは平成12年基準排出ガス規制値に対しさらに50%低減した。これにより、運輸省の低排出ガス車認定における「平成12年基準排出ガス50%低減レベル(優-低排出ガス/E-LEV)」を達成した。 |
・ |
低公害車優遇税制が適用され、自動車取得税減税の対象となる。また、東京都登録車については、東京都が実施している自動車税減税の対象となる。 |
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3. |
側面衝突時の安全性を向上させるとともに、安全装備を充実 |
・ |
センターピラーに、衝突エネルギーを効果的に分散させることができる高強度発泡樹脂を充填するとともに、フロア部へのクロスメンバーの追加など各部の補強を図り、重量増加を最小限に抑えながら、側面衝突時の安全性を向上させた。 |
・ |
前席プリテンショナー&ロードリミッター機構付きシートベルトを全車に標準装備した。
(但し、助手席エアバッグ非装着車は、助手席シートベルトのロードリミッター機構はなし。) |
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頭部保護機能付きSRSサイドエアバッグシステムをオプション設定した。(LX-G、LX-S、GL、アレッタ) |
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4. |
キビキビしたハンドリングと乗り心地の向上 |
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車体のねじり剛性アップとトーションビームのトレーリング部の剛性アップにより、ボディと足まわりの剛性を高め、快適な乗り心地と安定感あるハンドリングを両立した。 |
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5. |
便利装備の充実により、日常ユースでの快適性を向上 |
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各オーディオキットのモジュール化により、2DINサイズのベースユニットにCDチェンジャーやMDキットなどを容易に追加または交換することができる、新発想オーディオを採用した。(Lはディーラーオプション設定) |
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(株)NTTドコモのiモード*3も利用できる、情報サービス「マツダテレマティックス」対応CD-ROMタイプのカーナビ*4をオプション設定した。(LX-S、GL、アレッタ) |
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施錠及び開錠をハザードランプの点滅により確認できるアンサーバック機能付きキーレスエントリーを装備した。(LX-G、LX-S、GL、アレッタ) |
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*3 |
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「iモード」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。 |
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本製品は、株式会社NTTドコモとは何ら関係ありません。 |
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「iモード」を利用するには、800MHzデジタル契約とは別にパケット通信サービス契約及びiモード契約が必要です。 |
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「iモード」を利用するには、カーナビ対応のiモード携帯電話と別売りのマツダテレマティックス対応アダプター(ハンズフリーキット付き)が必要です。 |
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*4 |
対応カーナビゲーションシステムによるマツダテレマティックスへの接続には、ディーラーオプションのマツダテレマティックス対応アダプター(ハンズフリーキット付き)と携帯電話(cdma
OneとPHSは不可)が必要です。なお、電話通話料金、プロバイダー費用はお客様負担となります。 |
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■車両本体の希望小売り価格は以下の通り。(消費税を含まず)
(単位:千円) |
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エンジン |
機種 |
変速機 |
全国希望小売り価格 |
1300
SOHC |
L |
5MT |
999 |
4EC-AT |
1,089 |
LX-G |
5MT |
1,155 |
4EC-AT |
1,245 |
LX-S |
5MT |
1,207 |
4EC-AT |
1,297 |
1500
SOHC |
GL |
5MT |
1,343 |
4EC-AT |
1,433 |
アレッタ |
5MT |
1,459 |
4EC-AT |
1,549 |
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※☆印は、写真掲載機種。 |
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