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2000年3月29日

マツダ(株)、「ペットボトルリサイクル繊維」を作業服に採用

 マツダ(株)は、4月1日から、技能・技術系社員の上下作業服に「ペットボトルリサイクル繊維」を採用する。同社はかねてから「地球環境の保護と豊かな社会づくりに挑戦する」企業活動に取り組んでおり、今回のペットボトルリサイクル繊維の採用も環境に配慮する諸活動の一つとして行なうもの。作業服に使用される素材は、ペットボトルリサイクル繊維70%と綿30%である。上下作業服一着あたりに使用されるペットボトルリサイクル繊維は、2リットルのペットボトル約10本分より再生される。4月に入社する技能系と技術系新入社員約400名から着用を開始する。その後、技術や開発領域、工場などで業務に従事する社員がそれぞれの買い替え時より、この作業服に切り替えていく。

 この新繊維の採用に際し、作業服の右上腕部に日本環境協会認定の「エコマーク」を、左上腕部には同社の環境保全活動をアピールする「環境シンボルマーク」を取り付け、環境への認識を高める。また左胸部のコーポレートマークは、ブランドシンボルを使ったものに変更する。

 同社は、燃料電池車などクリーンエネルギー車の開発に力を入れる一方、工場のCO2排出量の低減や資源のリサイクル、生産活動の副生成物の有効利用にも積極的に取り組んでいる。また、クリーンな社会づくりに貢献し、環境管理の仕組みを確実に運用できる体制を確立するため、1998年9月に防府西浦工場がISO14001認証を取得した。広島地区でも本年6月までにISO14001認証の地区一括取得を目指しており、これにより国内の全工場が認証を取得することになる。

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