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第1581号 1999年10月20日

マツダ、新世代のSUV 「ACTIVEHICLE CONCEPT」
を東京モーターショーに出品

 

 マツダ(株)は本日、第33回東京モーターショーにおいて、新世代のSUV(スポーツ ユーティリティ ビークル)として開発したコンセプトカー「ACTIVEHICLE CONCEPT(アクティビークルコンセプト)」を発表した。

 「アクティビークルコンセプト」は、都会でも、自然の中でも際立つ力強さと洗練さを兼ね備えたスタイリングと使いやすく広い室内、高水準の走行性能をあわせ持っており、マツダブランドの個性である「センスの良い」、「創意に富む」、「はつらつとした」をクルマ全体で具現化している。

 また、「アクティビークルコンセプト」は、マツダブランドの本質を示すブランドエッセンスであり、今回の東京モーターショーにおけるマツダのテーマでもある「心を動かす新発想」を表現している。

 '80年代に米国市場で興ったSUVのブームは、今や世界的な広がりを見せている。当初主流であったオフロード性能を重視したクルマに加え、'90年代半ば以降は日常的な使い勝手を重視したクルマが次々登場し、SUV市場は現在さらに拡大しながら多様化が進んでいる。

 「アクティビークルコンセプト」は、このように変化しつづけるSUV市場を見据えながら、マツダの商品づくりの指針である「際立つデザイン」、「抜群の機能性」、「反応の優れたハンドリングと性能」という3つのキーワードを基に開発したSUVである。

 なお、「アクティビークルコンセプト」は、2000年後半に生産開始する予定の新型SUVのベースとなるコンセプトカーである。

ACTIVEHICLE CONCEPT
ACTIVEHICLE CONCEPT(アクティビークルコンセプト」

■「アクティビークルコンセプト」の主な特長は以下の通り。

1.際立つデザイン

  • エクステリアデザイン:伝統的SUVの力強さに都会的なクリーンで洗練されたイメージを融合し、さらにマツダのデザインテーマである「コントラスト イン ハーモニー」に基づいて、オリジナリティに富むデザインとした。
  • インテリアデザイン:高効率パッケージングによる広い室内空間をもとに、機能性を重視しながら各部の質感を高めている。

2.抜群の機能性
  • 高効率パッケージングの採用により、身長180cmの大人4人が数泊分の手荷物とともに快適に長距離移動できるだけの十分なスペースを備えている。
  • フロアパネルとサスペンションは、SUVのための専用設計とした。全高及び最低地上高を他の既存SUVと同程度としながら、キャビンのフロア高を低く設定したことによって、良好な乗降性と広い居住空間を可能にしている。また、フロントシート高は、高めのアイポイント及び上体が立ちぎみの着座姿勢によるコマンドポジションと、乗降性の良さとを両立する最適な高さに設定している。
  • 後席はリクライニングが可能であり、前席を前にスライドさせて背もたれを後ろに倒すと前後席をセミフラット状態にできる。
  • ラゲッジスペースは、通常の5人乗りの状態でも920mmの前後長がある。さらに後席は座面を前方に起してから背もたれを倒して折りたたむフリップフォールド機構を採用しており、前後長 1,500mmを超えるラゲッジルームをつくり出し、26インチクラスのマウンテンバイクを積み込むことを可能にしている。
  • インターネット通信が可能な車載パーソナルコンピューターシステム、DVDプレーヤーやナビゲーションシステム、TVを組み合わせたマルチメディアステーションを採用しており、インターネットを通じて世界と交信することができる。

3.反応の優れたハンドリングと性能
  • 3リットルV6エンジンは、コンパクトSUVとしてはトップレベルの最高出力200PSを発揮し、さらに低速から大トルクを発生する全域高性能を特長としている。
  • 専用設計のモノコックボディを採用したため、車両重量が1,570kgに抑えられており、良好な燃費と動力性能を実現している。
  • サスペンションはフロント:ストラット/リア:マルチリンクの4輪独立式サスペンションを採用しており、オフロードカーに求められるレスポンシブなハンドリングとオンロードカーのフラットな乗り心地を高度にバランスさせることを可能にした。

4.先進の安全性と環境への配慮
  • パッシブセーフティ:ボディはマツダの高剛性・安全ボディ「MAGMA」(*1)を、さらに進化させている。強固なキャビンを形成するトリプルH構造とした上で、衝撃吸収フロントフレームを採用し、高い剛性と全方位に対する衝突時の優れた乗員保護性能を確保している。また、運転席&助手席SRS(*2)エアバッグ、及び頭部保護機能付き前席SRSサイドエアバッグを装備している。
  • アクティブセーフティ:前述の先進的なサスペンション機構に加えてブレーキシステムにABSと EBD(*3)を組み合せ、高い走行安定性と危険回避性能を獲得している。
  • 環境への配慮:排出ガス規制への対応についてはLEV(国内)排出ガス基準を満たしている。燃費も前述の通り、軽量モノコックボディの採用により優れている。

    (*1)「MAGMA」: Mazda Geometric Motion Absorption(マツダの全方向衝撃吸収構造ボディ)
    (*2)SRS: Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)
    (*3)EBD: Electronic Brake force Distribution(電子制御制動力配分システム)

■アクティビークルコンセプト主要諸元

寸法 全長×全幅×全高 (mm) 4,480×1,890×1,800
ホイールベース (mm) 2,620
トレッド・前/後 (mm) 1,630/1,620
車両重量 (kg) 1,570
乗車定員 (名) 5
エンジン 種類 V型6気筒 3.0リットルDOHC 24バルブ
トランスミッション 種類 4EC-AT
サスペンション 懸架方式・前/後 ストラット式/マルチリンク式
ブレーキ 主ブレーキ形式・前/後 ベンチレーティッドディスク/ソリッドディスク
タイヤ & ホイール タイヤ・前後 265/70 R16
ホイール・前後 8J-16
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