マツダと日本IBMが情報システムのアウトソーシング契約で基本合意~日本IBM、全額出資のITサービス新会社を設立~ |
マツダ株式会社(本社・広島県安芸郡府中町、社長・ジェームズ・E・ミラー、以下マツダ)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社・東京都港区、社長・北城恪太郎、以下日本IBM)は、本日、マツダの情報システムの開発・保守・運用業務の大部分を日本IBM社に委託(アウトソーシング)することで基本合意に達した。日本IBMはこの運営のため、同社100%出資のIT(情報技術)サービス新会社を11月に設立する。 このたびの基本合意は、情報システム化における開発、保守、運用工程の効率化と、サービス品質の向上を図るとともに、システム化の戦略立案、企画機能を強化し、情報技術(IT)によるビジネスの変革を促進したいマツダの考えと、中国地方のサービス拠点の確立と製造業のお客様を中心とするサービス事業の総合力強化を図りたい日本IBMの考えが一致したことによるものである。 両社が締結するアウトソーシング契約では、日本IBMがマツダの研究開発領域を除く情報システムの開発、保守を受託する他、3台のホスト・コンピューター、2台のスーパー・コンピューター、1万台のパソコン、及びこれらを結ぶネットワークの運用の全てを請け負う。また、アウトソーシングの契約期間は本年12月1日から10年半であり、契約金額は約500億円を予定している。これは国内自動車産業、及び国内製造業においては最大の規模となる。 日本IBMが設立する「日本IBM中国ソリューション株式会社」(*)は、マツダ100%出資の情報システム子会社である「株式会社マツダシーアンドティー」(本社:広島市南区、社長・板倉 崇、以下C&T)からの移籍者、マツダの情報システム本部、及び日本IBMからの出向者で構成され、発足時の社員数は約350人である。これにより、C&Tはシステム運用、データエントリー、システム開発他の業務を今年12月に新会社へ移管し、来年3月をもって解散する。
* 新会社の概要
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